Depave(デイペーブ)の活動に参加して  ~ポートランドのコンクリートを減らそう~

depaveDepave(デイペーブ)の活動に参加して  ~ポートランドのコンクリートを減らそう~

並木良太(著)

(早稲田大学4年、2015年9月~2016年9月PSUに留学)

2016年7月30日にDepave (デイペーブ)というポートランドを中心に活動しているNPO団体のボランティア活動に参加してきました。Depaveはグリーンスペースを作り、また、雨水の川への流出を防ぐために都市から不必要なコンクリートやアスファルトを取り除く活動をしている団体です。私はポートランドに留学したのがきっかけで、環境について興味を持つようになりました。街と自然が一体となっているポートランドはどのように作られどのように成長してきたのかを知る機会になると思いこの団体の活動にボランティアとして参加しました。

英語で“pave”はコンクリートやアスファルトで舗装するという意味です。この単語に接頭辞の”de”がつくと否定形となり、“depave”とはコンクリートやアスファルトを取り除く、という意味になります。今回で二回目のボランテイア活動への参加だったのですが、今回のプロジェクトはヒューマン・ソリューション・ファミリーセンター(Human Solutions Family Center)の4,000 square feet(370平方メートル)ものコンクリートを取り除くというものでした。所要時間は朝の9時から
昼食後の午後1時までの4時間ですが、遅れてきても、早めに帰ってもいいので気軽に参加できます。

午前9時。Human Solutions Family Centerに到着しました。ボランテイア参加者はなんと100人近くいました。まずは簡単な登録をdepave_1し、名札をもらいます。ちなみに私の名前は良太ですが、”Ryo”という発音は英語圏の人には発音しづらいのでこのような初対面の人と会う場では”Yo”と名乗っています。簡単な名前の方が打ち解けやすいですよね!事前にDepaveのホームページ上で登録が必要ですが、登録するのを忘れてしまっても、当日行けば何の問題もなく参加する事が出来ます。

 

登録をすませたら早速ボランティアスタート!!depave_2

といきたいところですが、まずは腹ごしらえ。

コーヒー、パン、ケーキ、フルーツなどとても充実した朝食が準備されていました。日中は暑くなるので水分補給もこまめにとるようにアドバイスをうけました。

 

腹ごしらえを終えて、いよいよdepaveスタート!

予想以上の重労働になるため簡単なオリエンテーションを受け、準備体操をし、道具の使い方やdepaveする際の注意点をスタッフから聞きます。depave_3

Depaveに当っては写真にある細長い鉄の棒を使ってあらかじめカットされているコンクリートを砕きます。

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コンクリートの一部を取り除く事が出来たら、後はてこの原理を利用して、一つ一つコンクリートを地面から剥がして行きます。

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はがしたコンクリートは小さく砕きカートに乗せ写真にあるコンテナに運びます。

砕いたコンクリートをカートで運ぶ作業が最も力を必要としてとても大変でした。

この巨大なコンテナがコンクリートで一杯になるのですから、ものすごい量ですよね。

日本でもボランティアに参加した事がありますが、ポートランドでのボランティアと日本でのボランティアの大きな違いは、ポートランドでは皆が楽しんでボランティアをしているという事です。

例えば、ボランティア活動中に生バンドの演奏がありました!!depave_8

ボランティア活動中のBGMが生バンド演奏なんてとても贅沢ですね。

他にも子どもたちが遊びながら楽しめるように、キッズスペースが設けられていました。パパ、ママがボランティアしてる間におばあちゃん、おじいちゃんと遊んでいるという家族単位でのボランティア参加も見られ、とても地域に密着した活動であると実感しました。

なぜコンクリートを取り除くのかというと、コンクリートの上を流れる雨水は汚染物も同時に川まで流してしまうからです。水質汚染だけでなく河川の生態系も壊しかねません。「何より、一面コンクリートの景色より、緑が多い景色の方がきもちいいですよね?」

これはボランティア参加者の方とお話をしているときに聞けた言葉です。depave-11論理的なアプローチももちろんですが、自然と共存する考え方が根付いているポートランドだからこその言葉だと思いました。

地域密着型のボランティアで、家族そろって参加できる。そうする事で子どもたちはその精神を受け継いでいく。

今回参加した一つのボランティア活動のなかにも全米でNo.1のサステイナブルな町ポートランドを感じる事ができました。

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