~ 『ビアスト』:Beer + Brainstorming = Beer Storming ~

~ 『ビアスト』:Beer + Brainstorming = Beer Storming ~

(ソルバック祐子&西芝雅美 著)

ポートランドは美味しいビールやワインの産地として有名です。BS 1 morimoto夏、天気のいい日に一日の仕事を終えた後の一杯は格別に美味しいです。

毎年夏にポートランドで行われている、リーダーシップ育成プログラム(Japanese Local Government Managers Training Program、略して、ジャロゴマ)では1日の研修プログラムを終えた後、小グループでプログラム参加者とポートランド州立大学のプログラム・コア・スタッフが食事をしながら意見交換をする場を設けています。

この場をどのように呼ぶか – “会食”というとどうしても堅苦しい。“飲み会”ではちょっとくだけすぎ。日本で使われBS2 2014ている”オフサイトミーテイング”という感じでもない。食事をしながら、ビールを飲みながら、インフォーマルだけど、真剣に考えていることをぶつけ合って、意見交換をする - そんな場をうまく表現する何か良い呼び方が無いかなぁと、コアスタッフミーティングで考えていた時に、コアスタッフの一人Vernが「ビール(Beer)とブレーンストーミング(Brainstorming)を組み合わせて、『ビアストーミング(Beer Storming)』でどうだろう?」と提案してくれました。

2012年のプログラムで『ビアストーミング(Beer Storming)』を導入したところ、大ヒット。参加者の間で略称「ビアスト」が定着しました。

◆ビアスト効果◆

ビアストにはいくつかの効果があります。もちろん、美味しい食事やビールを飲みながらですと会話が弾みます。その土地のビールやワイン・食事などの話をしながら自然と自分の故郷の名産物の話や悩み事などが話しやすくなります。こういった効果はビアストと命名するまえから、プログラム終了後の会食・飲み会でも感じられていました。

面白いのはビアストと命名することで参加者の皆さんの間で、この場が食事をしながら、ビールを飲みながら、“ブレーンストーミング” して互いに率直な意見を出し合い、新しいアイデイアを出し、自分たちが抱えている問題を解決する糸口にしようと意識が変わったことです。ちょっとした意識の違いですが、単なる会食・飲み会では出てこなかった、仕事や人生の本質に関わる話が出来るようになりました。

食事をし、ビールを飲みながら互いの気持ちの距離が近くなり、BS3 Vern beer sto日中のプログラム中では聞けないことなどが聞きやすくなり、リラックスした雰囲気の中で、なんでも話しても大丈夫という雰囲気ができあがり、皆が本音で語り合うようになりました。こうして、毎夏、ポートランドのビア・スポットでジャロゴマプログラム参加者とスタッフが時には大笑い、時には大泣きをしながら、喧々諤々と話し合いに興じる姿が見受けられます。

◆ビアストの効果的な運用方法◆

ジャロゴマプログラムで確立したビアストですが、他の様々な目的でも使えます。そこでビアストの効果的な運用方法について少し述べていきます。

まず、参加される方にビアストの主旨を説明して、単なる飲み会にしてしまわないようにすることが大事です。先述のとおり、ビアストはストレス解消・息抜きの飲み会の要素と話し合いの要素の両方を持ち合わせており、その二つをバランスよく取り込むよう心がける必要があります。ですから、日本の飲み会で通用する「お酒の席では無礼講」のルールは、ビアストでは調節する必要があるでしょう。お酒を飲む場であっても、話し合いの場としてまず相手のことを尊重し、年齢や立場ではなく、人として相手を尊重した話し合いを心がけるのが大事です。議論になった時に、お酒の勢いに任せて、相手を非難したりしないように事前に互いに注意しあいましょう。

ビアストの場には、ノートと筆記用具を持参することをお勧めします。食事の場に普通、ノートと筆記用具は持ち合わせられないと思うのですが、ビアストが白熱してくると絵や図式を描いて、自分の意見を説明することが必要なことも出てきます。また、皆、お酒が入っていますから、せっかくいいアイデイアが出てきても一晩たつと忘れてしまう可能性も有ります。ですから、ノートと筆記用具を持っていて、メモ書きをしておくと便利です。

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また、ビアストをする際は適切なレストラン・パブを選びましょう。話し合いをするのが一つの目的ですから、あまり静か過ぎて大きな声で話し合いをするのには気が引けてしまうところや、逆に、あまりうるさくて隣の人と話しをするのにも大声で叫ばないといけないような所は不適切です。

参加者がビアストに慣れていない場合は、中に1~2名、インフォーマルなファシリテーター役を務める人がいると便利です。話がなかなか進まないような場合はこのファシリテーター役が質問を投げかけることで話の突破口が開けることがあります。また、話があまりにかけ離れてしまったり、雰囲気が悪くなったりしそうな場合にファシリテーター役がうまく軌道修正できれば最良です。

以上、『ビアスト』(Beer + Brainstorming = Beer Storming)の説明でした。皆さんも一度試してみてください。

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~ 『ビアスト』:Beer + Brainstorming = Beer Storming ~」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: ~ JaLoGoMa “Beerstorming” Pilsner醸造開始 !!~ | JaLoGoMa Times

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